日本からミャンマーへのフライト、ちょっと高そうなイメージですよね。しかし、実はそうでもないんですよ。乗継便利用で、意外と低価格でミャンマーへ行くことができます。
そして乗継便の候補として、ベトナムのLCC「ベトジェット(VietJet)」のハノイ経由ヤンゴン行きVJ933-VJ917 便はどうでしょうか。アジア各地へは、タイのバンコク経由が安そうなイメージですが、ベトジェットも安いんです。
日本からミャンマーへ、ベトナムハノイ経由の行き方がアリかどうか、検証してみましたよ。
ANAのヤンゴン直行便について
HANIHANISTARさんによる写真ACからの写真
ベトジェットの比較対象として、日本からの直行便を見てみましょう。日本からミャンマーへ直行で行けるのは、なんと1便、ANA(全日空)の成田ーヤンゴン便しかありません。
料金
エコノミークラスの料金は通常、往復8万円台の日が多いようです。混雑時期はもう少しアップすると思われますが、だいたい予算は8~10万円といったところ。
フライト
往路
出発日 | 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
毎日 | 全日空 NH813便 | 成田発 11:00 | ヤンゴン着 16:25 |
復路
出発日 | 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
毎日 | 全日空 NH814便 | ヤンゴン発 22:10 | 成田着 翌日06:45 |
※2020年1月調べ
※日本とミャンマーの時差は2時間30分
往路は約8時間、復路6時間くらいですね。
成田利用者&タイムイズマネーで選ぶならANA!
日本から東南アジアへ発着するLCCが増えた今、往復8万円で東南アジアはちょっぴり高いように感じる人もいるかもしれませんね。また、成田空港利用者以外は直行便でないのも残念なところ。
しかし、成田空港利用者で、値段が多少高くても、直行便と快適さを選ぶなら、やはりANAがいいですよね。
VietJetのハノイ乗継便について
日本からハノイへ行き、ハノイのノイバイ空港で乗り継いでヤンゴンへ。日本からハノイへ行くベトジェット便は、2020年1月現在成田と関空からのみですが、2020年夏には、なんと中部発、福岡発、鹿児島発も加わる予定です。
料金
現在、成田もしくは関空を利用した場合、だいたい日本とヤンゴンの往復が4万円台。時には3万円台のこともあります。予算は3.5~5万円、ANA利用の半額程度で行けてしまいます。
フライト
往路
日本→ハノイ(ベトナム)
出発日 | 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
毎日 | ベトジェット VJ933便 | 成田発 09:30 | ハノイ着 14:00 |
毎日 | ベトジェット VJ939便 | 関西発 09:20 | ハノイ着 13:10 |
ハノイ(ベトナム)→ヤンゴン(ミャンマー)
出発日 | 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
毎日 | ベトジェット VJ917便 | ハノイ発 16:30 | ヤンゴン着 17:55 |
復路
ヤンゴン(ミャンマー)→ハノイ(ベトナム)
出発日 | 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
毎日 | ベトジェット VJ918便 | ヤンゴン発 18:55 | ハノイ着 21:20 |
ハノイ(ベトナム)→日本
出発日 | 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
毎日 | ベトジェット VJ932便 | ハノイ発 00:55 | 成田着 08:00 |
毎日 | ベトジェット VJ938便 | ハノイ発 01:45 | 関西着 07:50 |
※2020年1月調べ
※日本とベトナムの時差は2時間、ベトナムとミャンマーの時差は30分
所用時間は片道につき、10~11時間といったところ。
ANAのフライトと比べてみると、成田空港利用者の場合、初日の朝、頑張って早起きをして成田空港へ向かい、最終日、ほんの少し早めに観光を切り上げヤンゴン国際空港へ行けば、ANAを利用した場合と似たような旅程が組めそうです。
そして、中部発、福岡発、鹿児島発、ハノイ行がスタートすれば、この3空港の利用者もベトジェットでミャンマーへ行きやすくなる可能性もありますね。
乗り継ぎ時のベトナム入国&荷物
ベトジェットを利用した場合、乗継方法はどうなるのでしょうか。ベトジェットの公式サイトをチェックしてみました。
すると、成田ーヤンゴン線、関西ーヤンゴン線は乗り継ぎ便の対象になっており、出発空港で預けた荷物は最終地点まで預かってくれます。また、ベトナム入国する必要もありません。
2. 乗継ぎ便の経路及び便名
成田発 (ハノイ乗継)シェムリアップ行き :VJ933 / VJ913
シェムリアップ発 (ハノイ乗継)成田行き :VJ914 / VJ932
成田発 (ハノイ乗継)ヤンゴン行き : VJ933 / VJ917
ヤンゴン発 (ハノイ乗継)成田行き :VJ918 / VJ932
関西発 (ハノイ乗継)シェムリアップ行き :VJ939 / VJ913
シェムリアップ発 (ハノイ乗継)関西行き :VJ914 / VJ938
関西発 (ハノイ乗継)ヤンゴン行き : VJ939 / VJ917
ヤンゴン発 (ハノイ乗継)関西行き :VJ918 / VJ938
4.2 乗継ぎ便における受託手荷物について
> 受託手荷物はお客様の最終目的地までお預かり致します。> 受託手荷物は乗継ぎの空港(ハノイ・ノイバイ国際空港)での引き取りは出来ません。
4.3.出発空港におけるチェックインの手続きについて
出発空港では乗継ぎ空港(ハノイ・ノイバイ空港)までの搭乗券のみをお渡しいたします。 ハノイ・ノイバイ空港に到着後乗継ぎカウンター(Vietjet Flight Connections Kiosk)へおいで下さい。/p>乗継ぎカウンター(Vietjet Flight Connections Kiosk)にて航空券と受託手荷物のクレームタッグを提示し、最終目的地までの搭乗券を受け取って下さい。
ベトジェットエアー:ハノイ経由の乗り継ぎ便についてのお知らせ より抜粋
ノイバイ空港国際線ターミナルについて
ベトジェットを利用した場合、ハノイのノイバイ空港で乗り継ぎとなります。ノイバイ空港はどんな空港なのでしょうか。
ノイバイ空港は、割とコンパクトな作りです。タイ・バンコクのスワンナプーム空港や、韓国の仁川空港、成田空港や関西空港のような大きさではないので、乗継に迷うことは基本的にないはずです。
空港がコンパクトということは、出国後のレストランや名税店も、そんなに多くはありません。カフェやフォーなどの軽食が食べられる店は何店舗かありますが、数時間の乗り継ぎ時間、時間をつぶすための準備は何かしら必要です。
当然化もしれませんが、フリーWiFiはあります。
VietJetの機体やサービスは?
成田、関空からハノイまで6時間前後のフライトとなるわけですが、ベトジェットの機体はエアバス A321。また、ハノイからヤンゴンまではエアバス A320。
正直…小さいです。そして、ハノイーヤンゴン間にモニターがないのはもちろん、日本―ハノイ間もモニターがない。ハノイーヤンゴン間はあっという間なので、モニターは不要ですが、成田からハノイまでは6時間以上。かなり長いです。
また、LCCなので機内食と受託手荷物は有料です。機内持ち込み手荷物は、7kgまで無料です。
4万円で、ちょっぴり不便な旅をとるか、8万円で快適な旅をとるか、悩むところですね。
ミャンマー+ハノイ旅行もありです
さて、ベトジェット便ですが、思い切ってベトナム・ハノイにも滞在してしまうというのも手です。行きか帰り、1回ハノイに立ち寄るのはいかがでしょうか。
行きにしろ、帰りにしろ、ハノイに1泊すれば、丸々1日ハノイを楽しむことができます。
ミャンマーとは違った雰囲気を楽しむことができますよ。
この記事のまとめ
ミャンマーというと、他の東南アジアに比べて、旅費にお金がかかりそうなイメージもあるかと思います。
しかし、ベトジェットのような乗継便を利用すれば、ミャンマー旅行は意外と旅費をおさえて楽しむことができます。乗継便の利用を検討すれば、今回ご紹介したベトジェット以外にも、「エアアジア」など、選択肢はかなり豊富。
ちなみに、このサイトを運営している私「ざわわ」はハノイ在住。ミャンマーへは、ベトジェットのハノイ発ヤンゴン行き(VJ917便)で行きました。私の買ったチケットは、帰りはお土産を買うと想定し、受託手荷物をつけて、ハノイーヤンゴン往復「17,569.25円」。安っ!
2020年、ベトジェットは中部、福岡、鹿児島発のハノイ行も就航予定なので、みなさん、気軽にミャンマーへ行ってみましょう!