ミャンマー旅行、旅程に少し余裕があるならば、インレー湖と一緒に観光できる「カックー(Kakku)遺跡」に行ってみてはいかがでしょうか。カックー遺跡に到着した瞬間、2478塔を越えるパゴダが並ぶその姿に圧倒されるはず。
今回私は、おはようミャンマーの「日本語カックー遺跡1日観光ツアー($82)」に参加してきたので詳しくご紹介します!
カックー遺跡ってどんなところ?
カックー遺跡はミャンマーのシャン州、インレー湖の街ニャウンシュエから南東に約70kmのところにある遺跡です。
インドの王様がこの地に仏塔を建てたのが起源だそうですが、12世紀にバガン王朝の王様、アウランスィードゥー王が、この周辺に住むパオ族とシャン族の人々に、各家庭1つの仏塔(パゴダ)を寄進するように指示し、最終的に2478塔を越える仏塔群になったそうです。
2000年に外国人に開放された場所なので、観光地としての歴史は新しく、またバスや鉄道などの公共交通機関がないため、ときに「ミャンマーの秘境」として紹介されることもあります。
カックー遺跡1日観光ツアーのスケジュール
インレー湖の街、ニャウンシュエのホテルからスタートです。ヘーホー空港ピックアップも選ぶことができますよ。
ホテルピックアップ(9時)…ガイドさんが宿泊ホテルのロビーまで来てくれます。
※空港ピックアップも選べます!
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ワイナリー…ワイン4種の試飲ができます。

ワイナリー
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パオ族の村…市場や民家を見学します。

市場
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ランチ…あっさりとしたシャン地方の料理

シャン料理
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カックー遺跡…お待ちかねのカックー遺跡

カックー遺跡
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ホテルへ(17時) ※空港への送迎も選べます!
カックー遺跡1日観光ツアーの体験記
ここからはカックー遺跡1日観光ツアーの体験記です。日本語ツアーでカックー遺跡へ行くと、どんな感じの観光になるのか、実際にツアーに参加したつもりで読んでくださいね。
ニャウンシュエのホテルにピックアップ
朝はホテルまでピックアップに。今日のガイドはカンさん。ミャンマーは、女性の日本語ガイドさんが多いですね~。
車に乗って最初の目的地に向かいます。
ミャンマーのワインを飲んでみる
ツアーで最初に訪れるのは、ワイナリー。ミャンマーでワインを作っているイメージは全くないと思いますが、カックー遺跡のあるシャン地方は、標高が高く気温差が激しいため、隠れたワインの産地。
ブドウ畑の中に入ることができます。ブドウの実がついていることがわかりますか。
ミャンマーでもっとも有名なワイン、クジャクのマークがついた「エーターヤー ワイン(Aythaya Wine)」を試飲します。赤ワイン、ロゼ、遅摘みワイン、白ワイン…
普段、お酒を飲まないので美味しいんだかどうだか、よくわからないです。ごめんなさい。
自分で飲んで試してみてね。
そして、飲んだワインはもちろん購入可能。
エーターヤーワインは、ヤンゴンのスーパーでも購入可能ですが、まだまだ日本での知名度は低く、日本で買うのはなかなか難しそう。
お酒好きの方は、お買い求めお忘れなく。
タウンジーの街を通り抜けます
ワイナリー見学のあとは、シャン州の州都タウンジーの街を通り抜けます。
古い情報によると、タウンジーでパオ族のガイドを雇う必要があると書いてありますが、今はいなくてもよいみたい。
ちなみに今回のガイド、カンさんはパオ族ではなくシャン族です。
ノンカー村の市場見学
このツアー、カックー遺跡だけじゃないのがいいところ。ローカル市場へも立ち寄ります。
黒の民族衣装を着ているのはパオ族。頭はタオル!というのが面白い。
ローカルの薬がいっぱい売っていました。レトロかわいいですね。
そして、数日前インレー湖ツアーで食べたトマト。トマトはやはりこの地方の重要な作物みたいです。
パオ族の民家も見学
市場だけでなく、地元の人が住んでいる家も見学します。この日やってきたのはウィンヤ村。
葉っぱが土で茶色になっちゃっていますね。決して枯れているわけではありません。
大量のトウモロコシ。村では、人々の生活を垣間見ることができます。
ランチはカックー遺跡を眺めながら
ワイナリーや村に立ち寄り、ようやくカックー遺跡に到着です。こちら、車を降りてすぐの写真。
目の前に広がるカックー遺跡。大物感あります。
さあ、カックー遺跡へレッツゴー!、とその前に、ランチタイムです。なんと、このレストラン、カックー遺跡を見ながら食事を楽しむことができちゃいます。
シャン地方料理のセットメニュー。ヤンゴン、バガン、マンダレーと油っぽい料理が基本のミャンマー料理でしたが、シャンの料理は油っぽくありません。
チキンカレーはサラッとしていて、明らかに今まで食べてきたカレーと違う。
揚げ物ですが、これも食べやすかったです。ひよこ豆のお豆腐揚げですよ。
カックー遺跡はやっぱりすごかった
お腹がいっぱいになったところで、いよいよカックー遺跡へ入ります。入場料は、ツアー代に含まれていますが、受付で名前を記入してから入りますよ。
まず、中に入る前に全体像を把握。ものすごく広いことがわかりますね。
さあ、中へ入ってみましょう。
耳を澄ませば、シャラン、シャラン、と傘についた鈴の音が聞こえ、どこか物語の世界に迷い込んだような感覚に…。好きなだけ、思う存分写真を撮ってくださいね。
大きく複雑な装飾のモノ。
数は少ないですが、中が空洞になっているのは寺院スタイル。
そして、仏塔のてっぺんにある傘の形にも注目。傘の形が異なるのは民族の違いだそうです。
仏塔だけでなく、涅槃像もありますよ。って、仰向けのタイプってものすごく珍しくないですか?
遺跡の端には金の豚が。1度はその存在が忘れ去られていたカックー遺跡を、再発見した豚なんだとか。
豚のほかに馬もいました。
お米が供えられている!
最後は水面にうつるカックー遺跡を撮影。この写真はマストですね。
帰り道は、好きな風景があったら車をとめて
帰り道は、来た道と同じ道を引き返しますが、お気に入りの景色があったら、車をストップさせることもできます。
私は、ひまわり畑の写真を撮影してみました。12月なのにひまわりの花が咲いています。
ホテルに到着
ニャウンシュエのホテルに戻り、ツアー終了。あっという間のカックー遺跡観光でした。
このツアー3つのポイント
- カックー遺跡+α(ワイナリーや村見学)
- 安心の日本語ガイド
- 遺跡の見えるレストランのランチ付き
カックー遺跡+α(ワイナリーや村見学)
専用車をチャーターして自分で行く方法もありますが、ガイドさん同行のこのツアーなら、ワイナリーやローカル市場も体験できます。カックー遺跡プラスアルファを色々楽しみましょう。
安心の日本語ガイド
ガイドは日本語ガイドなので、英語が苦手な人もでも安心して参加できます。シャン族のガイドさんがほとんどなので、シャン族とミャンマー族(他の地域のガイドさんはミャンマー族が多い)の生活や文化の違いなども質問してみてください。
遺跡の見えるレストランのランチ付き
料金82ドルの中に、昼食も含まれます。贅沢にカックー遺跡を眺めなが、ランチを楽しんでください。ビルマ族との味付けの違いにも注目です。
このツアーのまとめ
カックー遺跡は、ミャンマーらしい風景に出会いたい!そんな人におススメの場所です。パゴダがずらりと並ぶ風景、そして風が吹くたびに聞こえる鈴の音、異国の地を体感できるはずです。カックー遺跡でしか見ることのできない景色があなたを待っていますよ。
また、このツアーで行けば、お一人様82ドルでカックー遺跡だけでなく、ワイナリーやローカル市場の見学も楽しむことができるのがとってもお得。シャン地方独特の文化に触れられるのもこのツアーの特徴です。
※ツアーの参加者が1名様の場合、お二人分の料金となります。
ツアーお申し込みとお問い合わせについて
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